日置電機(株)(長野県上田市小泉81、吉池達悦社長)は、世界初の金属非接触電圧計「セーフティハイテスタ 3258」を発売した。
測定端子を含めいっさい金属露出部がなく、絶縁樹脂で覆われた電圧計。使い方は簡単で、2本のプローブを測定物に押し当てるだけ。測定対象を選ばず、被覆電線の上からでも、金属露出部でも、押し当てた2つのプローブ間の線間電圧が測定できる。2つのプローブを被測定対象にあて測定値が安定すると、HOLDボタン部が赤く発光する。HOLDボタンの発光は、測定値が安定していることをあらわし、金属非接触であるがために測定していることを実感しにくい点をこれでサポートしている。測定範囲はAC100V、200V、400Vラインで、電気設備関連の工事などにおいて、電圧測定部位(金属露出部)を探す必要がなく、電圧確認作業がスピーディに、かつ安全にできるようになる。またセーフティハイテスタ 3258は、金属露出部分が一切ないため、電圧測定における感電や短絡事故の心配がなく、作業者に安心感を与える。
【主な仕様】▽被覆電線(シールド線は不可)および金属部で測定可能、▽被覆電線は100mm2 以上のCV,IV,OWなどが対象▽測定範囲(確度保証)はAC30V ̄600V▽確度保証周波数範囲は40 ̄400Hz(AC420V以上は40 ̄66Hz)▽電池寿命は単3アルカリ乾電池6本にて5分使用で200回、1分使用で1,000回相当 |