(株)小野測器(横浜市緑区白山1−16−1、電話045−935−3821、小野雅道社長)は、時系列データ解析ツール「オースコーププロフェッショナル」のオプションとして、不快音の解析に有効な時間的変動成分による音質評価を可能にする変動音解析パックOS−2150を開発し、受注を開始した。
変動音解析パックOS−2150は、時間的な変動成分の顕著な音を定量的に評価するという目的で開発を行ったものである。
これまでの解析方法では、音の大きさで判定するものが主流だったため、異音(変動音)を見つけることが難しかった。
このソフトウェアにより、自動車や冷蔵庫など、各業界の製品に混在する不快な音の評価が可能になり、心地よい音色づくりに大きく貢献できるようになる。
様々なスピードの変動音をカラーマップ表示により一度に評価。暗騒音レベルの大きい環境下においても、変動音のみを抽出できる。特定の変動音成分の時間トレンドが表現できるので、変動の大きさによる良否判定にも使える。
また、音と画像にリンクした動画が簡単に作成できるので、ユーザは直感的に解析結果を確認できる。
初年度販売予定台数は10台。販売価格は3、675、000円(税込)。 |