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【その他】新製品ニュース

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掲載日 2826号 2010/06/18
イシダ
トレーなしで食品を包装
ノントレー包装機「NTP−UNI」

(株)イシダ(石田隆英社長、京都市左京区聖護院山王町44、電話075− 771−4141)は、スーパーマーケットなどの小売業界向けに、トレーを使わない包装システム「NTP−UNI」を開発し、6月21日に発売する。
 昨今の環境意識の高まりから、可能な限り廃棄物を少なくする要請が高まっているが、 トレーパック商品のトレーの処分方法は自治体によって異なるものの、-多くの場合、きれいに洗って乾燥、分別後に指定方法で廃棄あるいは回収することが定められており、非常に手間がかかる。
 ノントレー包装機「NTP−UNI」は、現在スーパーマーケットなどで幅広く使用されているトレーパック販売に代わり、新生活スタイルを提案する環境貢献型包装システム。トレーを用いない包装によって、廃棄物総量(容積)を10分の1以下に削減し、一連の製造・廃棄・リサイクルに関連する諸コスト(手間含む)を大幅削減し、地球環境の維持に貢献しようとするもの。また、包装商品は冷凍・冷蔵収納する際にスペースをとらず、各種品質ラベルを貼ったそのままの状態で手間を掛けずに保存できる。
 環境貢献型製品として開発した「NTP−UNI」は、全国のスーパーマーケットや小売店に拡販するとともに、消費者に対しても環境貢献効果をアピールしていく。
▽初年度販売目標台数=300台
▽税込価格=312万9千円(単体仕様モデルの場合)

掲載日 2794号 2009/10/18
あさかわシステムズ
建廃・リサイクル業向け計量販売システム
「けんぱい君 Ver.1・0」
 あさかわシステムズ(株)(本社・大阪府泉佐野市りんくう往来北1番りんくうゲートタワービル、三宅安幸社長)は、建廃・リサイクル業向け計量販売システム「けんぱい君 Ver.1・0」を発売中。
 「けんぱい君」は、コンクリートガラ、アスファルトガラ、建設残土、汚泥などの建設廃棄物リサイクル・処分を行う企業を対象にしたパッケージソフトウェア。
 トラックスケールと連携して計量データを自動的に取り込むことで、現場で発行した計量伝票の再入力の無駄や起こりがちだった入力ミスを解消し、売上から未収(売掛)までの管理が一貫して行える。
 その他の特長は、以下の通り。
1)計量現場で負担になっている、明細日報や集計日報などの報告書類もボタン1つで出力することが可能。
2)得意先別・現場別での単価設定機能付き。
3)各種売上管理帳票を装備。
4)工場で再生砕石としてリサイクルした商品の出荷・販売業務も同ソフト内で管理可能。
 価格は40万円(税別)から。
掲載日 2792号 2009/10/04
オムロン
笑顔度センサ「スマイルスキャン」
導入効果を確認し、バージョンアップ
ハンドラ オムロン(株)(本社・京都市下京区塩小路通堀川東入、作田久男社長)は、2009年2月に発売したリアルタイム笑顔度センサ「スマイルスキャン」について、ユーザーの導入効果が確認できたことなどから、商品のバージョンアップ等を実施し、同商品の販売を強化している。
 スマイルスキャンは、カメラの映像から人の顔を自動的に検出し、顔画像の特徴からオムロン独自の指標でその人の「笑顔度」を計測、0%〜100%の数値データとしてモニタに表示する商品。百貨店やホテル、外食業、鉄道駅、病院などでの接客研修における笑顔トレーニングや、医療、アミューズメントなど様々なシーンでの活用を想定している。
 スマイルスキャンの採用第1号である医療法人三宝会南港病院(大阪市住之江区)では、来院される患者43名の協力を得て、職員の接客態度に関するアンケートを実施。その結果、全体の87%が「接客態度が良くなった」と回答し、「変化を感じない」や「悪くなった」などのマイナス回答の割合12%を大きく上回った。特に「笑顔が増えた」「表情が明るくなった」など、表情の印象が良くなったとする回答が40%を占め、スマイルスキャンが職員の接客時の印象を向上させることに役立ったと考えられている。
 9月24日以降に出荷するスマイルスキャンは、要望が多かった「ベストショット印刷機能」を追加した、バージョンアップ版。
 ベストショット印刷機能は、笑顔度測定中に最も笑顔度の高いタイミングでの画像を印刷出力する機能。日々の接客トレーニングの際に、ベストショットの写真を目標の表情として活用できる他、パーティーやイベントなどの記念撮影にも活用できる。
 その他の機能は以下の通り。
▽笑顔トレーニングモード=笑顔づくりの練習や笑顔の維持トレーニングを行う。笑顔度に合わせてアドバイスメッセージが表示され、一人でも手軽にトレーニングできる。
▽笑顔度対戦モード=モードを切り替えるだけで対戦ゲームに早変わり。2人同時に一定時間笑顔度を測定し、平均笑顔度の高さを競う。
▽個人別・笑顔履歴登録機能=笑顔度の測定結果を個人的に登録・参照できるので、登録者一人ひとりの笑顔の履歴やトレーニングの成果などを確認できる。
 価格はオープン。
掲載日 2727号 2008/06/08
コカジ技研 ホームページ
高機能天びん台2機種と専用風防
ハンドラ(株)コカジ技研(小鍛治弘之社長、兵庫県加古郡稲美町国安919−1、電話079−492−2009)は、同社の新開発の天びん台2機種と関連製品1機種を発売した。
 今回発売したのは、微粉末の飛散を防ぎひょう量作業を安全にまた環境に優しい天びん台「KGL−90P型」、設置場所を選ばない簡易型の防振台「KGL−90T」の2機種、従来の風防を改良し全面上下開閉式戸を無段階位置停止型とした「KGL−PG型」の1機種で計3機種。
微粉末秤量用天秤台KGL−90P型
 KGL−90P型は、コカジ独自の技術である共鳴除振装置付天秤台(実用新案特許製品)をベースに、作業台部に多数の吸引孔(穴)を設けて、飛散する恐れのある薬品等の微粉末を台下部へ平面的に吸引し外部に放出する。
 作業者は、薬品の飛散を心配することなく快適に安全に作業が出来る。KGL−90Pを設置すれば換気装置を設備することなく、設備投資を軽減できる。また下側に吸引するため天びんへの影響も軽減できより正確なひょう量作業が出来る。
【仕様】▽サイズ=幅900<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×奥行き700<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×高さ750<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>▽材質=天びん設置部がコンクリート、内部は木製、表面メラミン樹脂板張り
卓上型防振天秤台KGL−90T
 KGL−90Tは、限られた空間を有効活用するために生まれた卓上タイプ。コカジ技研の高性能天びん台に採用されている特殊防振球を使い、卓上タイプでありながら高次元の防振能力を有している。本体サイズは幅320<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×奥行き430<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×高さ60<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>とコンパクト。天秤台が設置できない狭い場所に最適な防振台である。
【仕様】▽サイズ=幅320mm×奥行き430mm×高さ60mm▽材質=表面はSUS304、磨き板を採用、アルミ合金。プレート間に防振球を有する
天秤台専用ガラス風防KGL−PG
 KGL−PGは、秤量作業にとって邪魔な振動以外の外因(空調等の強い空気の流れ、静電気など)を防ぐKGL天びん台専用のガラス風防。
【特長】▽静電気を防ぐガラス採用▽前面・左右側面をガラスとし重圧感を軽減した設計▽前面ガラス開閉は、上下無段ストッパー方式となっている▽天板・背面板はアルミ板を使用。天板よりのダクト吸引仕様も可能。
【仕様】▽サイズ=幅900mm×奥行き600mm×高さ700mm▽前面開口部=高さ400mm▽材質=アルミフレーム
掲載日 2718号 2008/04/06
横河電機 ホームページ
自重落下式ICハンドラ「LT9900」
ハンドラ横河電機(株)(本社=東京都武蔵野市中町2-9-32、電話0422-52-6420、海堀周造社長)は、同時測定8個、業界最高水準の処理能力を持つ自重落下方式ICハンドラ「LT9900」を発売した。同社の従来製品「LT9730」の処理能力を25%向上させた後継機。

ICハンドラは、半導体製造プロセスの後工程でパッケージング後に、ICのテスタへの移送、テスト時の温度環境の測定、テスト結果による良\不良品の選別を行う装置。

LT9900は、同時測定8個で1時間に最大30000個のICを高速処理する。IC詰まりによる装置の自動停止率も1万分の1と高い安定性を確保しており、生産性向上、コスト削減に貢献する。テスト対象をマイナス50℃から125℃まで冷却、加熱できるので、近年生産が増えている車載用ICテストに適している。従来製品で対象としていたSOP、TSSOPに加え、近年需要が増えているQFNもハンドリング可能になった。

価格は、2500万円〜3500万円。

掲載日 2707号 2008/01/20
島津製作所 ホームページ
イオナイザーSTABLO−EX
 イオナイザー(株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町1、服部重彦社長)は、 「イオナイザーSTABLO−EX」を発売した。銅製品は、AC方式コロナ放電を採用。プラスとマイナスのイオンがバランスよく発射されるので、逆帯電することが無く、効果的で広範囲な除電ができる。高電圧がかかっている電極は、本体内にあり、手が触れることなく安心。微小試料のはかりとり(特に分析天びんクラス)や帯電しやすい試料を計量する場合に安定性の面で優れた威力を発揮する。
 送風はON/OFF可能で、粉末など飛散しやすい試料は風を出さずに除電することもできる。スタンドは取りはずし式。固定しても、ハンディタイプとしても使用可能。どの角度でも狭いところでも使用できる。除電範囲は、放電電極から約5cm〜50cm。
掲載日 2696号 2007/10/21
イシダ ホームページ
新防護カーテン仕様X線異物検出装置
「IX−G−2450」
IX-G (株)イシダ(京都市左京区聖護院山王町44、075−771−4141、石田隆一社長)は、X線異物検出装置「IX−G」シリーズにおいて、検査対象物の出入口開口部で漏洩X線を遮へいする防護カーテン部を、従来の鉛を含有したゴム製のものから、鉛を使用しない素材にした。この新素材は、イシダとシーアイ化成(株)(東京都中央区京橋1−18−1、電話03−3535−4541、北村博社長)との共同開発によるもので、食品衛生法に適合するタングステンを独自の技法で含有させたもので、X線を鉛同様に遮へいできる。
 新素材の防護カーテンは、従来の鉛製カーテンと比べて、X線遮へい度・耐久性を確保しながら、厚みを薄くできるため、検査品に対する負荷抵抗を軽減できる。また食品衛生法に適合しており安全である。
 X線の遮へい材料としては、これまで、鉛よりも効果の高いものがなく、代替できない状態であった。鉛は、非合法的な廃棄が続けられたりすると、将来、環境に悪影響を及ぼす危険がある。
 イシダは、今後、同社製品のX線異物検出装置の全シリーズを、新素材防護カーテン標準仕様とする。
 IX−G−2450の価格は520万円。
掲載日 2695号 2007/10/14
A&D ホームページ
乗用車試験装置用
「実車風洞用5ベルトシステム」
 (株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、電話03−5391−6126、古川陽社長)は、乗用車試験装置向けの「実車風洞用5ベルトシステム」を開発した。
 自動車メーカーは、排ガス対策や燃費改善に効果が高いとされる車両の空力特性を向上させるために、空力学的な条件を正確に再現するための風洞試験装置を用いる。風洞試験装置とは、人工的に空気の流れを発生させ、その流れの中に置いた試験体に働く力や周りの流れを観察する装置。自動車開発では、床面にベルトコンベアのような形状のムービングベルトを配置することで、実際に道路を走っているような環境を作り出す。
 同社は、その装置の中のムービングベルトと呼ばれる5つの回転するベルトの上に実際の車をのせて動作を制御するシステムを日本で初めて自動車メーカー向けに開発した。
 同システムは、日本初の5ベルトを採用。1タイプベルトに比べ、導入コスト・維持コストに優れている。ベルトの材質は、一般的には樹脂製だが、同システムは5本のうち4本にスチール製を採用。切れにくく寿命が長い。エアベアリングは、ベルトの下からエアの吸引・噴出を行うことで、ベルトの平坦さを±0・01mm単位で調整・維持する。ローラー式に比べ、摩擦部分がないので、消耗コストが抑えられる。その他、エアの吸引・噴出からシステム全体のコントロールまで、同社独自のDSP(計測・制御・シミュレーション)技術を採用している。
掲載日 2694号 2007/10/07
チノー ホームページ
高温定点校正装置 「KT−F115」
KT-F115  (株)チノー(東京都板橋区熊野町32−8、電話03−3956−2111、苅谷嵩夫社長)は(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門との共同研究により開発した高温定点校正装置「KT−F115」を発売した。
 同製品は、熱電対の校正用に、金属−炭素共晶点の一種であるコバルト−炭素共晶点(1324℃)を実現し、定点の再現性は±50mK以内である。金属−炭素共晶点を用いた高温定点校正装置として、熱電対用の商品化は世界初となる。
 コバルト−炭素共晶点は銅点とパラジウム点のほぼ中間に位置し、これにより、銅点とパラジウム点間の補間の不確かさが、大幅に低減される。また、近年、高安定性から標準熱電対として注目されている白金/パラジウム熱電対は、素線にパラジウム線を使用しているため、パラジウム点の校正ができなかったが、コバルト−炭素共晶点で校正することにより、銅点より高い温度領域でもその特性を発揮することができるようになる。
掲載日 2689号 2007/09/2
長野計器 ホームページ
ワイヤレスセンサ・ネットワークシステム
ER11  長野計器(株)(東京都大田区東馬込1−30−4、電話03−3776−5311、宮下茂社長)は、ワイヤレスセンサ・ネットワークシステムを開発した。ワイヤレス微差圧センサ(ノード)「ER11/ER12」で、最新の無線規格(ZigBeeTM1.0準拠)による無線ネットワークシステムを構築できる。
 主な機能としては、PC画面上で各種センサの状態を一覧でき、計量値、アラーム設定による異常値検出、信号送受信の信頼性モニタリング、バッテリー残量、ノードの接続状況を確認できる。またノードに電源を投入するだけで自動的にネットワークに参加でき、電波状態が悪くても複数のルーターを経由しセンサ出力をしたり、いくつかのノードの電源をオフにしてもネットワークの機能を維持できる等の機能もある。用途は、ビル空調、半導体工場、風量計測などの空調関係、工場設備機器、一般産業など。
 センサ部は小形シリコンダイアフラムを採用し、可動部が少ないシンプルな構造のため、耐振性・耐衝撃性に優れている。センサのサイズは、小さく、ダイアフラムに張力があるため、姿勢差の影響が小さくなっている。センサは表示付きの「ER11」と表示なしの「ER12」がある。どちらも電池駆動。
【センサ部仕様】▽測定流体=乾燥空気、窒素ガス▽差力レンジ=±50Pa→±500Pa、50Pa→5kPa
掲載日 2683号 2007/07/15
横河電機 ホームページ
計測器の性能評価等に利用する「10m法電波暗室」
 横河電機(株)(東京都武蔵野市中町2−9−32、電話0422−52−5555、海堀周造社長)は、本社構内に国内トップレベルの設備を持つ「10m法電波暗室」を増設した。
 電波暗室は、外部からの電磁波の侵入と内部からの電磁波の反射を抑える実験施設。計測器や制御機器などの電子機器開発時に、電子回路に対する外部からの電磁波の影響試験や、機器からの電磁波漏洩の確認に使用できる。
▽構造=地上2階地下1階▽述床面積=962m2▽ 主要設備=(1)10m法対応電波暗室:広さ16m×26m、約400m2、ターンテーブル:直径8m、直径2mの2基、耐加重10t(2)環境試験室:14m×11m、約150m2
掲載日 2679号 2007/06/17
島津製作所
記録管理システム 「源藏ver. 1・0」
源蔵 (株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町1、服部重彦社長)は、研究開発分野向けの記録管理システム構築支援ツール(商品名:記録管理システム「源藏」ver.1・0)を発売した。同システムは、業務の流れに沿って、記録管理の国際標準であるISO15489のガイドラインに準拠した記録管理システムの構築を支援するWebベースのアプリケーションで、研究開発業務を対象としたものとしては業界初の記録管理システム。
 同システムは、データ形式に依存せず、研究活動の過程で生まれる計画書、実験ノート、報告書、論文などのドキュメントや計測器・分析機器で測定されたデータ、化合物などの構造データおよび計測機器の精度管理データを、それぞれの関連を含めて統一的に管理できる。このため、単なる記録管理だけでなくナレッジマネジメント(知的資産の組織的共有による効率的経営)のツールとして、研究開発組織の知的資産の有効利用を実現する環境を構築できることが大きな特長。さらに、同システムは、Webベースのアプリケーションであるため、イントラネットやインターネット(VPN)などを介して、実験室やオフィスだけでなく、サテライトオフィスや自宅、さらに海外など遠方の研究拠点からもアクセスが可能で、研究開発に関わる様々な情報をプロジェクトに関係するメンバー間で共有するシステムを容易に構築することができるという特長がある。価格は、仕様により100万円(10ユーザライセンス)〜1、875万円(500ユーザライセンス)(税抜)。
掲載日 2678号 2007/06/10
小野測器
ディジタルエンジンタコメータ 「SE−1200」
FT-7100 (株)小野測器(神奈川県横浜市緑区白山1−16−1、小野雅道社長)はエンジンの回転速度計測用タコメータ「SE−1200」を発売した。
 同製品は、先端検出部をガソリンエンジンのハイテンションコード(点火コード)に近づけるだけで、エンジンの回転速度を簡単に、しかも 1r/min 単位でデジタル表示する非接触タイプの回転計。汎用エンジンから自動車用エンジンまで点火方式を問わず、P/R 切換スイッチ1つで様々なガソリンエンジンに対応できる。非接触方式で安全、さらに回転体に余計な力や負荷をかける心配もなく、安心した測定が可能。測定結果は履歴として内部メモリーに10個まで保存可能。オーバーレンジ表示機能付き。最終測定値を約30秒間継続表示。
 人間工学的設計に基づいた使い易い筺体は胸ポケットに収納できる小型・薄型タイプ。
【仕様】▽外形寸法=129 mm×62mm×26・4 mm▽質量=約90g(電池を含まず)▽価格=2万9400円(税込)
掲載日 2677号 2007/06/3
小野測器
ハンディFFT回転計 「FT−7100」
FT-7100 (株)小野測器(神奈川県横浜市緑区白山1−16−1、小野雅道社長)は、音や振動からエンジンの回転速度を計測する「FT−7100」を発売した。
 同製品は、モータや各種回転機などから発生する騒音や振動または磁束の変化などの様々な信号から、FFT(高速フーリエ変換)演算により回転速度を測定する。騒音計や振動センサーからの複雑な波形信号でも、回転速度に相当する周波数成分を確実に抽出し、回転速度を演算表示する。
 回転軸が隠れていても、音や振動から回転速度を演算表示。小型(マイクロ)モータの細い回転軸やファンの羽の回転も非接触で測定が可能。また、今までは難しかったモータの立ち上がり/立ち下がり等の回転速度の急激な変化やエンジン回転の急加減速にも追従演算・表示する。完成車両などのエンジン回転計測に最適。その他、各主センサの使用が可能。アナログ出力機能付き、バックライト付きLCD、大型数値表示、平均化処理機能付き。
【仕様】▽外形寸法=189・5 mm× 66・0 mm×47・5 mm▽質量=約280g(電池を含まず)▽価格=14万7000円(税込)
掲載日 2677号 2007/06/3
NEC三栄
非接触の温度・応力・圧力・振動計測器
「SFSolution アナライザ」
DF1100 NEC三栄(株)(東京都立川市曙町1−25−12、設楽恒男社長)は、非接触の温度計測と応力・圧力・振動などのアナログ計測器、「SFSolution アナライザ(DF1100)」を発売した。
 同製品は、赤外線カメラTS9100をEthernet接続することにより、赤外画像を収録し、その画像から指定エリアの最大・最小・平均温度をトレンド表示可能。電圧、ひずみ、温度、振動、圧力、F/Vなどの様々な入力信号に対し、11種類のアンプが選択可能。センサ出力を本体最大16ch(8スロット)まで入力可能。表示ウィンドウには、デジタルデータ、Y−Tグラフ、X−Yグラフ、赤外画像データを自由なレイアウトで複数表示。収録データに対し、CH間演算や四則演算、各種関数演算が可能。
 鋳造金型の温度分布と圧力・変位測定、自動溶接機の温度と電流・電圧の管理、フィルムの温度分布と厚み測定、電線・チューブの温度管理と押し出し圧力測定、食品の生地練り時の温度とトルク測定等に使用できる。
【仕様】▽外形寸法=幅369・5(±2・0)mm×高さ150・5(±2・0)mm×奥行き301(±2・0)mm▽価格=110万円(税別)
掲載日 2677号 2007/06/3
オムロン
消費エネルギー計測センサー 「EW640」「EW650」
EW640 オムロン(株)(京都市下京区塩小路通堀川東入、作田久男社長)は、遠隔監視通報システム向け端末として、工場等の施設・設備の消費エネルギー等を計測するEWシリーズ対応センサー「EW640」「EW650」を発売した。
 親機であるEW300F(06年7月発売)が複数の子機センサーから無線通信により計測データを収集する。今回発売のセンサーは、設備のメーターからアナログ電流・電圧やパルスを入力することにより、2次側の消費エネルギー等を個別に計測する。これにより、従来は手作業で行っていたメーター毎の検針を自動化できる。工場であればラインごと、セクションごとに消費エネルギー管理、製品の原単位管理が可能。またガス・水道のデータ計測も可能。
 同センサーが計測したデータは親機へ送られ、さらに<CODE NUMTYPE=SG NUM=73C2>NTTドコモのFOMA通信網を利用してオムロンが運営するM2Mデータセンターへ送られて蓄積される。ユーザーは、パソコンや携帯電話のブラウザから計測データやグラフをモニタリングしたり、異常警報メールを受信できる。親機EW300F1台につき子機センサーは最大64台まで設置が可能。
掲載日 2675号 2007/05/20
横河電機
高調波/フリッカ測定ソフトウエア 「761921−S1」
  横河電機(株)(東京都武蔵野市中町2−9−32、海堀周造社長)は、OA機器や家電機器の電源回路の電源品位を規定する海外および国内規格に対応した高調波電流やフリッカ(電圧のふらつき)の測定および規格判定を行うソフトウエア、「高調波/フリッカ測定ソフトウエア761921−S1」を発売した。
「761921−S1」は、従来製品の「761921」に、計測用の交流電源で国内最大手の(株)エヌエフ回路設計ブロック製の交流電源をコントロールする機能を付加した製品。規格で要求される性能を満足するエヌエフ回路設計ブロックの電源環境シミュレータ P−STATION/ESシリーズを使って測定対象機器を駆動し、横河電機が販売する電力計「パワーアナライザWT3000」で電源品位を解析する測定システムを構築し、「761921−S1」をインストールしたパソコンから双方をコントロールすることで、電源回路の規格試験、レポート作成を簡単に行うことができる。
掲載日 2675号 2007/05/20
アンリツ
構造物の振動測定FBGセンサモニタ
「SF3011A/SF3041A」
 アンリツ(株)(神奈川県厚木市恩名5−1−1、戸田博道社長)は、歪や温度を光で検出するFBGセンサ用の測定器であるFBGセンサモニタSF3011A、SF3041Aを発売した。
 MEMS技術を用いた独自開発の高速掃引光源モジュールを搭載。モータ駆動の掃引機能をMEMS光スキャナに置き換えることで、装置の低価格化と1・4マイクロ秒周期の高速測定を実現した。監視用途に加え、ビルや橋梁、トンネルなどの構造物のFBGによる振動測定も行え、地震発生時の挙動も把握できる。
掲載日 2674号 2007/05/13
サンコウ電子
鉄筋探査機
「3312」モデルTH、SH、BH、B
3312 (株)サンコウ電子研究所(神奈川県川崎市高津区久末1677、浅野保司社長)は、旧製品の331をマイナーチェンジし、鉄筋探査機3312、モデルTH、モデルSH、モデルBH、モデルBの4機種を発売した。
 鉄筋の「位置」、「方向」、「かぶり厚」、「鉄筋径」の測定はそのままに、別売のハーフセルプローブを接続すると「鉄筋の腐食度合」を測定でき、構造物の耐震診断に威力を発揮する。モデルT
H、SHは、PCと接続しソフトウェアによるデータ作成が可能。
【仕様】▽日常生活防水構造(IP−65)▽寸法:幅203mm×高さ85mm×奥行き125mm▽重量:1・54kg
掲載日 2674号 2007/05/13
ニコン
多回転アブソリュートエンコーダ「MAR−MK32A」
MAR-MK32A (株)ニコン(苅谷道郎社長)の子会社、(株)仙台ニコン(宮城県名取市高字原277、大見川幹生社長)は、大型ACサーボモータ向け多回転アブソリュートエンコーダを発売した。耐久性とメンテナンス性を向上したモジュラー型で、産業用垂直多関節ロボットの駆動源として使われる大型ACサーボモータなどの制御用として搭載が可能。
 同製品は、振動などの過酷な使用環境にも耐えうるエンコーダとして、モジュラー構造(ベアリングレス)をとりながら、生産現場でのエンコーダ交換を可能にしたいというユーザーのニーズに応えるもの。ニコン独自の光学技術と革新的な設計構造により、今までのモジュラー型エンコーダに必要であった信号調整作業(オシロスコープを見ながらの位置合わせ)をなくした。また、制御器への位置データ伝送方法は、双方向フルシリアル通信「ニコンA フォーマット」を搭載して、従来機種との互換性を持っている。価格は1万500円(税込)。
掲載日 2674号 2007/05/13
チノー
96ミリ角デジタル調節計 「DBシリーズ」「KPシリーズ」
KP1000C他 (株)チノー(東京都板橋区熊野町32−8、苅谷嵩夫社長)は、96ミリ角のデジタル指示調節計DBシリーズとデジタルプログラム調節計KPシリーズの2シリーズについて、機能の充実とモデルチェンジを図り、新商品として発売する。  従来品を踏襲した標準タイプと機能をアップさせた高機能タイプの2タイプとし、さらに仕様上の区別として、定値形とプログラム形、設定器に分類され、5種にシリーズ化する。  前面第2表示部に分解能を向上させたLCD(液晶表示器)を使用し、読み取り易い文字対話方式の運転画面、設定画面になっている。桁表示は1桁追加し、大きく見やすい5桁表示とし、1000℃以上でも0・1℃の表示分解能となっている。制御性は位置形PIDアルゴリズムと速度形PIDアルゴリズムという2つの制御アルゴリズムを搭載することで制御対象に合わせた制御方式を選択することが可能。さらに制御PID値を設定値により区分することで良い制御を得ることができる自動PID切替え方式などの機能をもつ。入力については、接続する温度センサの指定を必要とする現行機種と違い、新製品はフリーにマルチレンジ入力可能。通信機能については通信速度 MAX38400bpsの高速通信を実現。また1ポートをパソコンとの上位通信、別の1ポートを通信リモート機能として利用する2つの通信ポートを備えたタイプを用意。伝送機能は0・1%FSの高精度なアナログリモート信号やアナログ伝送信号を用意し、さらに記録計と下位調節計へ同時に発信するアナログ伝送信号の2出力も可能。その他、イベント信号の任意割付やヒータ断線警報なども用意。その他キートップ方式を採用したキースイッチ、電源24V(AC/DC)仕様、「IP54準拠」相当の防水仕様、国際安全規格CEマーキング適合品、RoHS指令適用品など環境配慮型製品となっている。 【外形】▽寸法=高さ96mm×幅96mm×奥行き127mm▽質量=約450g▽色=グレー、ブラック 【価格】(本体)▽DB1000、2000シリーズ=5万8000円▽KP1000、2000シリーズ=11万円▽KP3000シリーズ=9万8000円
掲載日 2672号 2007/04/22
横河電機
シングルループコントローラ
「YS1000シリーズ」発売
YS1000  横河電機(株)(東京都武蔵野市中町2-9-32、電話0422-52-5555、海堀周造社長)は、上位システムとの接続性やプラント運転員の作業支援機能を強化したシングルループコントローラ「YS1000シリーズ」発売した。
 シングルループコントローラは制御部と操作部が一体化した制御システム。温度補正制御や圧力補正制御といったプロセス制御を1ループ単位で行うもので、分散形制御システム(大規模プロセス向け制御システム)のバックアップ用途やボイラーをはじめとするプラントの共通設備の制御用途で使用されている。
 フルドットカラー液晶表示器を採用し、多彩な表示を実現。軽量コンパクトな短ケース設計。進化したプログラミング設定ツール。デュアルCPU&ハードマニュアル。制御出力バックアップ。その他高いシステム拡張性を提供。
掲載日 2672号 2007/04/22
フルーク
IR FlexCam熱画像装置
Fluke「Ti40」「Ti45」
Fluke Ti-45 (株)フルーク(東京都港区芝大門 2−2−11、電話03−3434−0181、早川和己社長)は、熱画像装置Fluke「Ti40」「Ti45」シリーズの6モデルを発売した。
 Fluke Ti40シリーズはサーもグラフィ作業に必要なほぼ全ての機能を備えているモデル。160×120検出器及び温度分解能0・08℃[NETD]の性能を持ち、僅かな温度差でも高い分解能で画像を表示する。Window CEメニュー構造で使いやすく、優れたトラブルシューティングの機能が現場での分析を可能にする。
 【代理店】日本計量器工業(株)=東京都千代田区神田多町2−9、電話03−3256−3601
掲載日 2671号 2007/04/15
山本科学工具研究社
基顕微鏡組織標準片 第7類
異常組織編23種(CD−ROM付)発売
標準片 (株)山本科学工具研究社(船橋市栄町2−15−4、電話047−431−7451、山本卓社長)は、「顕微鏡組織標準片第7類異常組織編23種(CD−ROM付)」を発売した。
 各種高分解能顕微鏡法や試験方法が発達した今日でも、金属材科の試験、検査、研究において先ず取り上げるべきは光学顕微鏡組織と硬さであろう。そのうち顕微鏡組織の標本としては、従来、いわゆる「標準」的な組織が中心であったのに対し、熱処理などの製造現場では、不良が発生した時の原因解明や改善策の立案等に、いわゆる「欠陥組織」の標本集も必要である、との声は少なくなかった。そのため同社は関係者の協力と指導を得て、顕微鏡組織標準片「異常組織編」の製品化を行った。
掲載日 2667号 2007/03/11
イシダ
小袋フレコン計量機 フレコンスケール「FSD-30」
フレコンスケール (株)田中衡機工業所(新潟県三条市福島新田丙2318−1、電話0256-45-1251、福山匡社長)は、フレコンスケール「FSD-30」を発売した。  同製品は、1台で1tフレコンと30kg紙袋の計量を行う。  玄米をフレコン出荷する農家、農業法人等に最適。
 4t/hの昇降機と1200kgのタンクがセットになっている。自動サンプリング装置(サンプラー)付。
 サンプラー用オープンバッグが付属している。(120mmW×180mmL×約1500袋/巻)
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【その他】新製品ニュース

掲載日 2808号 2010/02/05
島津ビジネスシステムズ
安全確認機能付き
地震メールサービス「震撰組」

 (株)島津ビジネスシステムズ(本社・京都市中京区西ノ京桑原町1、上坂至社長)は、自社の携帯電話公式サイト「お天気☆JAPAN」で、安否確認機能付きの地震メールサービス「震撰組」を提供開始した。
 「震撰組」は、ユーザーが設定した地点に指定規模の地震があった場合に、即時にメールで通知するサービス。1ユーザーが有料会員であれば、家族や友人など4人まで無料で利用できる。お互いの安否情報を確認しあう機能もあり、大規模震災に役立つ機能を盛り込んでいる。
【主な特徴】
▽有料会員のユーザー1人ごとに、1グループ(最大5人まで)が一緒に利用できる。ユーザーが設定した地点(最大3カ所)に、決められた震度以上の地震が発生すると、メールでメンバー全員に通知する。また、メンバー別に、通知震度や時間帯の変更が可能。ハンドラ
▽設定された地点に震度5弱以上の地震が発生した場合は、自動的にメンバー専用の安否確認ページが作られ、全員にメールが送られる。メンバーが安否確認ページで応答することにより、グループ全員で安否状況を共有することができる。
【使用料】ドコモ月額210円、au月額177円、ソフトバンク月額210円(それぞれ税込)。
【アクセス方法】▽iモード=iMenuメニューリスト→天気/ニュース/ビジネス→天気→お天気☆JAPAN▽Ezweb=au oneトップ→カテゴリ(メニューリスト)→ニュース・天気→天気→お天気☆JAPAN▽Yahoo!ケータイ=メニューリスト→天気・ニュース・経済→天気→お天気☆JAPAN
【携帯URL】http://www.otenki.jp/k/

写真:(右)安否確認画面サンプル(左)メールサンプル

掲載日 2794号 2009/10/18
あさかわシステムズ
建廃・リサイクル業向け計量販売システム
「けんぱい君 Ver.1・0」
 あさかわシステムズ(株)(本社・大阪府泉佐野市りんくう往来北1番りんくうゲートタワービル、三宅安幸社長)は、建廃・リサイクル業向け計量販売システム「けんぱい君 Ver.1・0」を発売中。
 「けんぱい君」は、コンクリートガラ、アスファルトガラ、建設残土、汚泥などの建設廃棄物リサイクル・処分を行う企業を対象にしたパッケージソフトウェア。
 トラックスケールと連携して計量データを自動的に取り込むことで、現場で発行した計量伝票の再入力の無駄や起こりがちだった入力ミスを解消し、売上から未収(売掛)までの管理が一貫して行える。
 その他の特長は、以下の通り。
1)計量現場で負担になっている、明細日報や集計日報などの報告書類もボタン1つで出力することが可能。
2)得意先別・現場別での単価設定機能付き。
3)各種売上管理帳票を装備。
4)工場で再生砕石としてリサイクルした商品の出荷・販売業務も同ソフト内で管理可能。
 価格は40万円(税別)から。
掲載日 2792号 2009/10/04
オムロン
笑顔度センサ「スマイルスキャン」
導入効果を確認し、バージョンアップ
ハンドラ オムロン(株)(本社・京都市下京区塩小路通堀川東入、作田久男社長)は、2009年2月に発売したリアルタイム笑顔度センサ「スマイルスキャン」について、ユーザーの導入効果が確認できたことなどから、商品のバージョンアップ等を実施し、同商品の販売を強化している。
 スマイルスキャンは、カメラの映像から人の顔を自動的に検出し、顔画像の特徴からオムロン独自の指標でその人の「笑顔度」を計測、0%〜100%の数値データとしてモニタに表示する商品。百貨店やホテル、外食業、鉄道駅、病院などでの接客研修における笑顔トレーニングや、医療、アミューズメントなど様々なシーンでの活用を想定している。
 スマイルスキャンの採用第1号である医療法人三宝会南港病院(大阪市住之江区)では、来院される患者43名の協力を得て、職員の接客態度に関するアンケートを実施。その結果、全体の87%が「接客態度が良くなった」と回答し、「変化を感じない」や「悪くなった」などのマイナス回答の割合12%を大きく上回った。特に「笑顔が増えた」「表情が明るくなった」など、表情の印象が良くなったとする回答が40%を占め、スマイルスキャンが職員の接客時の印象を向上させることに役立ったと考えられている。
 9月24日以降に出荷するスマイルスキャンは、要望が多かった「ベストショット印刷機能」を追加した、バージョンアップ版。
 ベストショット印刷機能は、笑顔度測定中に最も笑顔度の高いタイミングでの画像を印刷出力する機能。日々の接客トレーニングの際に、ベストショットの写真を目標の表情として活用できる他、パーティーやイベントなどの記念撮影にも活用できる。
 その他の機能は以下の通り。
▽笑顔トレーニングモード=笑顔づくりの練習や笑顔の維持トレーニングを行う。笑顔度に合わせてアドバイスメッセージが表示され、一人でも手軽にトレーニングできる。
▽笑顔度対戦モード=モードを切り替えるだけで対戦ゲームに早変わり。2人同時に一定時間笑顔度を測定し、平均笑顔度の高さを競う。
▽個人別・笑顔履歴登録機能=笑顔度の測定結果を個人的に登録・参照できるので、登録者一人ひとりの笑顔の履歴やトレーニングの成果などを確認できる。
 価格はオープン。
掲載日 2727号 2008/06/08
コカジ技研 ホームページ
高機能天びん台2機種と専用風防
ハンドラ(株)コカジ技研(小鍛治弘之社長、兵庫県加古郡稲美町国安919−1、電話079−492−2009)は、同社の新開発の天びん台2機種と関連製品1機種を発売した。
 今回発売したのは、微粉末の飛散を防ぎひょう量作業を安全にまた環境に優しい天びん台「KGL−90P型」、設置場所を選ばない簡易型の防振台「KGL−90T」の2機種、従来の風防を改良し全面上下開閉式戸を無段階位置停止型とした「KGL−PG型」の1機種で計3機種。
微粉末秤量用天秤台KGL−90P型
 KGL−90P型は、コカジ独自の技術である共鳴除振装置付天秤台(実用新案特許製品)をベースに、作業台部に多数の吸引孔(穴)を設けて、飛散する恐れのある薬品等の微粉末を台下部へ平面的に吸引し外部に放出する。
 作業者は、薬品の飛散を心配することなく快適に安全に作業が出来る。KGL−90Pを設置すれば換気装置を設備することなく、設備投資を軽減できる。また下側に吸引するため天びんへの影響も軽減できより正確なひょう量作業が出来る。
【仕様】▽サイズ=幅900<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×奥行き700<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×高さ750<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>▽材質=天びん設置部がコンクリート、内部は木製、表面メラミン樹脂板張り
卓上型防振天秤台KGL−90T
 KGL−90Tは、限られた空間を有効活用するために生まれた卓上タイプ。コカジ技研の高性能天びん台に採用されている特殊防振球を使い、卓上タイプでありながら高次元の防振能力を有している。本体サイズは幅320<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×奥行き430<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>×高さ60<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>とコンパクト。天秤台が設置できない狭い場所に最適な防振台である。
【仕様】▽サイズ=幅320mm×奥行き430mm×高さ60mm▽材質=表面はSUS304、磨き板を採用、アルミ合金。プレート間に防振球を有する
天秤台専用ガラス風防KGL−PG
 KGL−PGは、秤量作業にとって邪魔な振動以外の外因(空調等の強い空気の流れ、静電気など)を防ぐKGL天びん台専用のガラス風防。
【特長】▽静電気を防ぐガラス採用▽前面・左右側面をガラスとし重圧感を軽減した設計▽前面ガラス開閉は、上下無段ストッパー方式となっている▽天板・背面板はアルミ板を使用。天板よりのダクト吸引仕様も可能。
【仕様】▽サイズ=幅900mm×奥行き600mm×高さ700mm▽前面開口部=高さ400mm▽材質=アルミフレーム
掲載日 2718号 2008/04/06
横河電機 ホームページ
自重落下式ICハンドラ「LT9900」
ハンドラ横河電機(株)(本社=東京都武蔵野市中町2-9-32、電話0422-52-6420、海堀周造社長)は、同時測定8個、業界最高水準の処理能力を持つ自重落下方式ICハンドラ「LT9900」を発売した。同社の従来製品「LT9730」の処理能力を25%向上させた後継機。

ICハンドラは、半導体製造プロセスの後工程でパッケージング後に、ICのテスタへの移送、テスト時の温度環境の測定、テスト結果による良\不良品の選別を行う装置。

LT9900は、同時測定8個で1時間に最大30000個のICを高速処理する。IC詰まりによる装置の自動停止率も1万分の1と高い安定性を確保しており、生産性向上、コスト削減に貢献する。テスト対象をマイナス50℃から125℃まで冷却、加熱できるので、近年生産が増えている車載用ICテストに適している。従来製品で対象としていたSOP、TSSOPに加え、近年需要が増えているQFNもハンドリング可能になった。

価格は、2500万円〜3500万円。

掲載日 2707号 2008/01/20
島津製作所 ホームページ
イオナイザーSTABLO−EX
 イオナイザー(株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町1、服部重彦社長)は、 「イオナイザーSTABLO−EX」を発売した。銅製品は、AC方式コロナ放電を採用。プラスとマイナスのイオンがバランスよく発射されるので、逆帯電することが無く、効果的で広範囲な除電ができる。高電圧がかかっている電極は、本体内にあり、手が触れることなく安心。微小試料のはかりとり(特に分析天びんクラス)や帯電しやすい試料を計量する場合に安定性の面で優れた威力を発揮する。
 送風はON/OFF可能で、粉末など飛散しやすい試料は風を出さずに除電することもできる。スタンドは取りはずし式。固定しても、ハンディタイプとしても使用可能。どの角度でも狭いところでも使用できる。除電範囲は、放電電極から約5cm〜50cm。
掲載日 2696号 2007/10/21
イシダ ホームページ
新防護カーテン仕様X線異物検出装置
「IX−G−2450」
IX-G (株)イシダ(京都市左京区聖護院山王町44、075−771−4141、石田隆一社長)は、X線異物検出装置「IX−G」シリーズにおいて、検査対象物の出入口開口部で漏洩X線を遮へいする防護カーテン部を、従来の鉛を含有したゴム製のものから、鉛を使用しない素材にした。この新素材は、イシダとシーアイ化成(株)(東京都中央区京橋1−18−1、電話03−3535−4541、北村博社長)との共同開発によるもので、食品衛生法に適合するタングステンを独自の技法で含有させたもので、X線を鉛同様に遮へいできる。
 新素材の防護カーテンは、従来の鉛製カーテンと比べて、X線遮へい度・耐久性を確保しながら、厚みを薄くできるため、検査品に対する負荷抵抗を軽減できる。また食品衛生法に適合しており安全である。
 X線の遮へい材料としては、これまで、鉛よりも効果の高いものがなく、代替できない状態であった。鉛は、非合法的な廃棄が続けられたりすると、将来、環境に悪影響を及ぼす危険がある。
 イシダは、今後、同社製品のX線異物検出装置の全シリーズを、新素材防護カーテン標準仕様とする。
 IX−G−2450の価格は520万円。
掲載日 2695号 2007/10/14
A&D ホームページ
乗用車試験装置用
「実車風洞用5ベルトシステム」
 (株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、電話03−5391−6126、古川陽社長)は、乗用車試験装置向けの「実車風洞用5ベルトシステム」を開発した。
 自動車メーカーは、排ガス対策や燃費改善に効果が高いとされる車両の空力特性を向上させるために、空力学的な条件を正確に再現するための風洞試験装置を用いる。風洞試験装置とは、人工的に空気の流れを発生させ、その流れの中に置いた試験体に働く力や周りの流れを観察する装置。自動車開発では、床面にベルトコンベアのような形状のムービングベルトを配置することで、実際に道路を走っているような環境を作り出す。
 同社は、その装置の中のムービングベルトと呼ばれる5つの回転するベルトの上に実際の車をのせて動作を制御するシステムを日本で初めて自動車メーカー向けに開発した。
 同システムは、日本初の5ベルトを採用。1タイプベルトに比べ、導入コスト・維持コストに優れている。ベルトの材質は、一般的には樹脂製だが、同システムは5本のうち4本にスチール製を採用。切れにくく寿命が長い。エアベアリングは、ベルトの下からエアの吸引・噴出を行うことで、ベルトの平坦さを±0・01mm単位で調整・維持する。ローラー式に比べ、摩擦部分がないので、消耗コストが抑えられる。その他、エアの吸引・噴出からシステム全体のコントロールまで、同社独自のDSP(計測・制御・シミュレーション)技術を採用している。
掲載日 2694号 2007/10/07
チノー ホームページ
高温定点校正装置 「KT−F115」
KT-F115  (株)チノー(東京都板橋区熊野町32−8、電話03−3956−2111、苅谷嵩夫社長)は(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門との共同研究により開発した高温定点校正装置「KT−F115」を発売した。
 同製品は、熱電対の校正用に、金属−炭素共晶点の一種であるコバルト−炭素共晶点(1324℃)を実現し、定点の再現性は±50mK以内である。金属−炭素共晶点を用いた高温定点校正装置として、熱電対用の商品化は世界初となる。
 コバルト−炭素共晶点は銅点とパラジウム点のほぼ中間に位置し、これにより、銅点とパラジウム点間の補間の不確かさが、大幅に低減される。また、近年、高安定性から標準熱電対として注目されている白金/パラジウム熱電対は、素線にパラジウム線を使用しているため、パラジウム点の校正ができなかったが、コバルト−炭素共晶点で校正することにより、銅点より高い温度領域でもその特性を発揮することができるようになる。
掲載日 2689号 2007/09/2
長野計器 ホームページ
ワイヤレスセンサ・ネットワークシステム
ER11  長野計器(株)(東京都大田区東馬込1−30−4、電話03−3776−5311、宮下茂社長)は、ワイヤレスセンサ・ネットワークシステムを開発した。ワイヤレス微差圧センサ(ノード)「ER11/ER12」で、最新の無線規格(ZigBeeTM1.0準拠)による無線ネットワークシステムを構築できる。
 主な機能としては、PC画面上で各種センサの状態を一覧でき、計量値、アラーム設定による異常値検出、信号送受信の信頼性モニタリング、バッテリー残量、ノードの接続状況を確認できる。またノードに電源を投入するだけで自動的にネットワークに参加でき、電波状態が悪くても複数のルーターを経由しセンサ出力をしたり、いくつかのノードの電源をオフにしてもネットワークの機能を維持できる等の機能もある。用途は、ビル空調、半導体工場、風量計測などの空調関係、工場設備機器、一般産業など。
 センサ部は小形シリコンダイアフラムを採用し、可動部が少ないシンプルな構造のため、耐振性・耐衝撃性に優れている。センサのサイズは、小さく、ダイアフラムに張力があるため、姿勢差の影響が小さくなっている。センサは表示付きの「ER11」と表示なしの「ER12」がある。どちらも電池駆動。
【センサ部仕様】▽測定流体=乾燥空気、窒素ガス▽差力レンジ=±50Pa→±500Pa、50Pa→5kPa
掲載日 2683号 2007/07/15
横河電機 ホームページ
計測器の性能評価等に利用する「10m法電波暗室」
 横河電機(株)(東京都武蔵野市中町2−9−32、電話0422−52−5555、海堀周造社長)は、本社構内に国内トップレベルの設備を持つ「10m法電波暗室」を増設した。
 電波暗室は、外部からの電磁波の侵入と内部からの電磁波の反射を抑える実験施設。計測器や制御機器などの電子機器開発時に、電子回路に対する外部からの電磁波の影響試験や、機器からの電磁波漏洩の確認に使用できる。
▽構造=地上2階地下1階▽述床面積=962m2▽ 主要設備=(1)10m法対応電波暗室:広さ16m×26m、約400m2、ターンテーブル:直径8m、直径2mの2基、耐加重10t(2)環境試験室:14m×11m、約150m2
掲載日 2679号 2007/06/17
島津製作所
記録管理システム 「源藏ver. 1・0」
源蔵 (株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町1、服部重彦社長)は、研究開発分野向けの記録管理システム構築支援ツール(商品名:記録管理システム「源藏」ver.1・0)を発売した。同システムは、業務の流れに沿って、記録管理の国際標準であるISO15489のガイドラインに準拠した記録管理システムの構築を支援するWebベースのアプリケーションで、研究開発業務を対象としたものとしては業界初の記録管理システム。
 同システムは、データ形式に依存せず、研究活動の過程で生まれる計画書、実験ノート、報告書、論文などのドキュメントや計測器・分析機器で測定されたデータ、化合物などの構造データおよび計測機器の精度管理データを、それぞれの関連を含めて統一的に管理できる。このため、単なる記録管理だけでなくナレッジマネジメント(知的資産の組織的共有による効率的経営)のツールとして、研究開発組織の知的資産の有効利用を実現する環境を構築できることが大きな特長。さらに、同システムは、Webベースのアプリケーションであるため、イントラネットやインターネット(VPN)などを介して、実験室やオフィスだけでなく、サテライトオフィスや自宅、さらに海外など遠方の研究拠点からもアクセスが可能で、研究開発に関わる様々な情報をプロジェクトに関係するメンバー間で共有するシステムを容易に構築することができるという特長がある。価格は、仕様により100万円(10ユーザライセンス)〜1、875万円(500ユーザライセンス)(税抜)。
掲載日 2678号 2007/06/10
小野測器
ディジタルエンジンタコメータ 「SE−1200」
FT-7100 (株)小野測器(神奈川県横浜市緑区白山1−16−1、小野雅道社長)はエンジンの回転速度計測用タコメータ「SE−1200」を発売した。
 同製品は、先端検出部をガソリンエンジンのハイテンションコード(点火コード)に近づけるだけで、エンジンの回転速度を簡単に、しかも 1r/min 単位でデジタル表示する非接触タイプの回転計。汎用エンジンから自動車用エンジンまで点火方式を問わず、P/R 切換スイッチ1つで様々なガソリンエンジンに対応できる。非接触方式で安全、さらに回転体に余計な力や負荷をかける心配もなく、安心した測定が可能。測定結果は履歴として内部メモリーに10個まで保存可能。オーバーレンジ表示機能付き。最終測定値を約30秒間継続表示。
 人間工学的設計に基づいた使い易い筺体は胸ポケットに収納できる小型・薄型タイプ。
【仕様】▽外形寸法=129 mm×62mm×26・4 mm▽質量=約90g(電池を含まず)▽価格=2万9400円(税込)
掲載日 2677号 2007/06/3
小野測器
ハンディFFT回転計 「FT−7100」
FT-7100 (株)小野測器(神奈川県横浜市緑区白山1−16−1、小野雅道社長)は、音や振動からエンジンの回転速度を計測する「FT−7100」を発売した。
 同製品は、モータや各種回転機などから発生する騒音や振動または磁束の変化などの様々な信号から、FFT(高速フーリエ変換)演算により回転速度を測定する。騒音計や振動センサーからの複雑な波形信号でも、回転速度に相当する周波数成分を確実に抽出し、回転速度を演算表示する。
 回転軸が隠れていても、音や振動から回転速度を演算表示。小型(マイクロ)モータの細い回転軸やファンの羽の回転も非接触で測定が可能。また、今までは難しかったモータの立ち上がり/立ち下がり等の回転速度の急激な変化やエンジン回転の急加減速にも追従演算・表示する。完成車両などのエンジン回転計測に最適。その他、各主センサの使用が可能。アナログ出力機能付き、バックライト付きLCD、大型数値表示、平均化処理機能付き。
【仕様】▽外形寸法=189・5 mm× 66・0 mm×47・5 mm▽質量=約280g(電池を含まず)▽価格=14万7000円(税込)
掲載日 2677号 2007/06/3
NEC三栄
非接触の温度・応力・圧力・振動計測器
「SFSolution アナライザ」
DF1100 NEC三栄(株)(東京都立川市曙町1−25−12、設楽恒男社長)は、非接触の温度計測と応力・圧力・振動などのアナログ計測器、「SFSolution アナライザ(DF1100)」を発売した。
 同製品は、赤外線カメラTS9100をEthernet接続することにより、赤外画像を収録し、その画像から指定エリアの最大・最小・平均温度をトレンド表示可能。電圧、ひずみ、温度、振動、圧力、F/Vなどの様々な入力信号に対し、11種類のアンプが選択可能。センサ出力を本体最大16ch(8スロット)まで入力可能。表示ウィンドウには、デジタルデータ、Y−Tグラフ、X−Yグラフ、赤外画像データを自由なレイアウトで複数表示。収録データに対し、CH間演算や四則演算、各種関数演算が可能。
 鋳造金型の温度分布と圧力・変位測定、自動溶接機の温度と電流・電圧の管理、フィルムの温度分布と厚み測定、電線・チューブの温度管理と押し出し圧力測定、食品の生地練り時の温度とトルク測定等に使用できる。
【仕様】▽外形寸法=幅369・5(±2・0)mm×高さ150・5(±2・0)mm×奥行き301(±2・0)mm▽価格=110万円(税別)
掲載日 2677号 2007/06/3
オムロン
消費エネルギー計測センサー 「EW640」「EW650」
EW640 オムロン(株)(京都市下京区塩小路通堀川東入、作田久男社長)は、遠隔監視通報システム向け端末として、工場等の施設・設備の消費エネルギー等を計測するEWシリーズ対応センサー「EW640」「EW650」を発売した。
 親機であるEW300F(06年7月発売)が複数の子機センサーから無線通信により計測データを収集する。今回発売のセンサーは、設備のメーターからアナログ電流・電圧やパルスを入力することにより、2次側の消費エネルギー等を個別に計測する。これにより、従来は手作業で行っていたメーター毎の検針を自動化できる。工場であればラインごと、セクションごとに消費エネルギー管理、製品の原単位管理が可能。またガス・水道のデータ計測も可能。
 同センサーが計測したデータは親機へ送られ、さらに<CODE NUMTYPE=SG NUM=73C2>NTTドコモのFOMA通信網を利用してオムロンが運営するM2Mデータセンターへ送られて蓄積される。ユーザーは、パソコンや携帯電話のブラウザから計測データやグラフをモニタリングしたり、異常警報メールを受信できる。親機EW300F1台につき子機センサーは最大64台まで設置が可能。
掲載日 2675号 2007/05/20
横河電機
高調波/フリッカ測定ソフトウエア 「761921−S1」
  横河電機(株)(東京都武蔵野市中町2−9−32、海堀周造社長)は、OA機器や家電機器の電源回路の電源品位を規定する海外および国内規格に対応した高調波電流やフリッカ(電圧のふらつき)の測定および規格判定を行うソフトウエア、「高調波/フリッカ測定ソフトウエア761921−S1」を発売した。
「761921−S1」は、従来製品の「761921」に、計測用の交流電源で国内最大手の(株)エヌエフ回路設計ブロック製の交流電源をコントロールする機能を付加した製品。規格で要求される性能を満足するエヌエフ回路設計ブロックの電源環境シミュレータ P−STATION/ESシリーズを使って測定対象機器を駆動し、横河電機が販売する電力計「パワーアナライザWT3000」で電源品位を解析する測定システムを構築し、「761921−S1」をインストールしたパソコンから双方をコントロールすることで、電源回路の規格試験、レポート作成を簡単に行うことができる。
掲載日 2675号 2007/05/20
アンリツ
構造物の振動測定FBGセンサモニタ
「SF3011A/SF3041A」
 アンリツ(株)(神奈川県厚木市恩名5−1−1、戸田博道社長)は、歪や温度を光で検出するFBGセンサ用の測定器であるFBGセンサモニタSF3011A、SF3041Aを発売した。
 MEMS技術を用いた独自開発の高速掃引光源モジュールを搭載。モータ駆動の掃引機能をMEMS光スキャナに置き換えることで、装置の低価格化と1・4マイクロ秒周期の高速測定を実現した。監視用途に加え、ビルや橋梁、トンネルなどの構造物のFBGによる振動測定も行え、地震発生時の挙動も把握できる。
掲載日 2674号 2007/05/13
サンコウ電子
鉄筋探査機
「3312」モデルTH、SH、BH、B
3312 (株)サンコウ電子研究所(神奈川県川崎市高津区久末1677、浅野保司社長)は、旧製品の331をマイナーチェンジし、鉄筋探査機3312、モデルTH、モデルSH、モデルBH、モデルBの4機種を発売した。
 鉄筋の「位置」、「方向」、「かぶり厚」、「鉄筋径」の測定はそのままに、別売のハーフセルプローブを接続すると「鉄筋の腐食度合」を測定でき、構造物の耐震診断に威力を発揮する。モデルT
H、SHは、PCと接続しソフトウェアによるデータ作成が可能。
【仕様】▽日常生活防水構造(IP−65)▽寸法:幅203mm×高さ85mm×奥行き125mm▽重量:1・54kg
掲載日 2674号 2007/05/13
ニコン
多回転アブソリュートエンコーダ「MAR−MK32A」
MAR-MK32A (株)ニコン(苅谷道郎社長)の子会社、(株)仙台ニコン(宮城県名取市高字原277、大見川幹生社長)は、大型ACサーボモータ向け多回転アブソリュートエンコーダを発売した。耐久性とメンテナンス性を向上したモジュラー型で、産業用垂直多関節ロボットの駆動源として使われる大型ACサーボモータなどの制御用として搭載が可能。
 同製品は、振動などの過酷な使用環境にも耐えうるエンコーダとして、モジュラー構造(ベアリングレス)をとりながら、生産現場でのエンコーダ交換を可能にしたいというユーザーのニーズに応えるもの。ニコン独自の光学技術と革新的な設計構造により、今までのモジュラー型エンコーダに必要であった信号調整作業(オシロスコープを見ながらの位置合わせ)をなくした。また、制御器への位置データ伝送方法は、双方向フルシリアル通信「ニコンA フォーマット」を搭載して、従来機種との互換性を持っている。価格は1万500円(税込)。
掲載日 2674号 2007/05/13
チノー
96ミリ角デジタル調節計 「DBシリーズ」「KPシリーズ」
KP1000C他 (株)チノー(東京都板橋区熊野町32−8、苅谷嵩夫社長)は、96ミリ角のデジタル指示調節計DBシリーズとデジタルプログラム調節計KPシリーズの2シリーズについて、機能の充実とモデルチェンジを図り、新商品として発売する。  従来品を踏襲した標準タイプと機能をアップさせた高機能タイプの2タイプとし、さらに仕様上の区別として、定値形とプログラム形、設定器に分類され、5種にシリーズ化する。  前面第2表示部に分解能を向上させたLCD(液晶表示器)を使用し、読み取り易い文字対話方式の運転画面、設定画面になっている。桁表示は1桁追加し、大きく見やすい5桁表示とし、1000℃以上でも0・1℃の表示分解能となっている。制御性は位置形PIDアルゴリズムと速度形PIDアルゴリズムという2つの制御アルゴリズムを搭載することで制御対象に合わせた制御方式を選択することが可能。さらに制御PID値を設定値により区分することで良い制御を得ることができる自動PID切替え方式などの機能をもつ。入力については、接続する温度センサの指定を必要とする現行機種と違い、新製品はフリーにマルチレンジ入力可能。通信機能については通信速度 MAX38400bpsの高速通信を実現。また1ポートをパソコンとの上位通信、別の1ポートを通信リモート機能として利用する2つの通信ポートを備えたタイプを用意。伝送機能は0・1%FSの高精度なアナログリモート信号やアナログ伝送信号を用意し、さらに記録計と下位調節計へ同時に発信するアナログ伝送信号の2出力も可能。その他、イベント信号の任意割付やヒータ断線警報なども用意。その他キートップ方式を採用したキースイッチ、電源24V(AC/DC)仕様、「IP54準拠」相当の防水仕様、国際安全規格CEマーキング適合品、RoHS指令適用品など環境配慮型製品となっている。 【外形】▽寸法=高さ96mm×幅96mm×奥行き127mm▽質量=約450g▽色=グレー、ブラック 【価格】(本体)▽DB1000、2000シリーズ=5万8000円▽KP1000、2000シリーズ=11万円▽KP3000シリーズ=9万8000円
掲載日 2672号 2007/04/22
横河電機
シングルループコントローラ
「YS1000シリーズ」発売
YS1000  横河電機(株)(東京都武蔵野市中町2-9-32、電話0422-52-5555、海堀周造社長)は、上位システムとの接続性やプラント運転員の作業支援機能を強化したシングルループコントローラ「YS1000シリーズ」発売した。
 シングルループコントローラは制御部と操作部が一体化した制御システム。温度補正制御や圧力補正制御といったプロセス制御を1ループ単位で行うもので、分散形制御システム(大規模プロセス向け制御システム)のバックアップ用途やボイラーをはじめとするプラントの共通設備の制御用途で使用されている。
 フルドットカラー液晶表示器を採用し、多彩な表示を実現。軽量コンパクトな短ケース設計。進化したプログラミング設定ツール。デュアルCPU&ハードマニュアル。制御出力バックアップ。その他高いシステム拡張性を提供。
掲載日 2672号 2007/04/22
フルーク
IR FlexCam熱画像装置
Fluke「Ti40」「Ti45」
Fluke Ti-45 (株)フルーク(東京都港区芝大門 2−2−11、電話03−3434−0181、早川和己社長)は、熱画像装置Fluke「Ti40」「Ti45」シリーズの6モデルを発売した。
 Fluke Ti40シリーズはサーもグラフィ作業に必要なほぼ全ての機能を備えているモデル。160×120検出器及び温度分解能0・08℃[NETD]の性能を持ち、僅かな温度差でも高い分解能で画像を表示する。Window CEメニュー構造で使いやすく、優れたトラブルシューティングの機能が現場での分析を可能にする。
 【代理店】日本計量器工業(株)=東京都千代田区神田多町2−9、電話03−3256−3601
掲載日 2671号 2007/04/15
山本科学工具研究社
基顕微鏡組織標準片 第7類
異常組織編23種(CD−ROM付)発売
標準片 (株)山本科学工具研究社(船橋市栄町2−15−4、電話047−431−7451、山本卓社長)は、「顕微鏡組織標準片第7類異常組織編23種(CD−ROM付)」を発売した。
 各種高分解能顕微鏡法や試験方法が発達した今日でも、金属材科の試験、検査、研究において先ず取り上げるべきは光学顕微鏡組織と硬さであろう。そのうち顕微鏡組織の標本としては、従来、いわゆる「標準」的な組織が中心であったのに対し、熱処理などの製造現場では、不良が発生した時の原因解明や改善策の立案等に、いわゆる「欠陥組織」の標本集も必要である、との声は少なくなかった。そのため同社は関係者の協力と指導を得て、顕微鏡組織標準片「異常組織編」の製品化を行った。
掲載日 2667号 2007/03/11
イシダ
小袋フレコン計量機 フレコンスケール「FSD-30」
フレコンスケール (株)田中衡機工業所(新潟県三条市福島新田丙2318−1、電話0256-45-1251、福山匡社長)は、フレコンスケール「FSD-30」を発売した。  同製品は、1台で1tフレコンと30kg紙袋の計量を行う。  玄米をフレコン出荷する農家、農業法人等に最適。
 4t/hの昇降機と1200kgのタンクがセットになっている。自動サンプリング装置(サンプラー)付。
 サンプラー用オープンバッグが付属している。(120mmW×180mmL×約1500袋/巻)
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